2021/06/03 19:50

菓子の王様であるチョコレートの語源は500年位前にメキシコ先住民がカカオ豆をつぶして液状にした飲料のチョコラトル(苦い水の意)からきているらしく、もとは飲み物でして、ココアがチョコレートの兄弟として今に残っています。
その頃のカカオ豆は通貨として用いられ、昔の塩と同じように大変貴重なものでして下男一人がカカオ豆百個で取引されたようです。

チョコレートが液体から個体になって約100年と言われていますが100年前のチョコレートは乳化剤や香料などは無かったので、当然、純粋なチョコレートだったと想像がつきます。

その100年前の純粋なチョコレートを日本人として初めて食べたのは明治6年に使節としてヨーロッパに出かけた岩倉具視、大久保利通、津田梅子らだと言われています。

当時は「貯古齢糖」なる名称で売られたそうですが、その100年前の味を復活させたのが大近の「ピュアチョコ」です。
香料、乳化剤はもちろん使用せず、おまけに砂糖、カカオバター、カカオマスが有機なので有難い製品です。


宝石のように売られている高級チョコレートには香料がよく使用されて1個数百円もしますが、この「ピュアチョコ」は5グラムのチョコが34個入りで630円と品質面からみて安価です。

良い食品づくりの会の品質基準を記しておきますが、


良い食品づくりの会 純チョコレートの品質基準
[原材料]
・カカオマス・カカオバター・砂糖を基準とする
・乳製品を加えるときは、全脂粉乳が望ましい
・カカオバター以外の油脂は認めない
[加工法]
・カカオマス・カカオバターを原料として加工し、
 半製品チョコレート類の添加は基本的に認めない。
・乳化剤として、レシチン(大豆レシチン)の使用は認める。
・香料を使用するときは、バニラビーンズを使用する。
・カカオ分(カカオマス+カカオバター)は全体の40%以上の配合。

良い食品づくりの会 チョコレート菓子の品質基準
[原材料]
・カカオマス・カカオバター・小麦粉とスターチ類・砂糖・水飴・蜂蜜・卵・油脂・乳製品・フルーツ・ナッツ・スパイス(香味原料)・酒類を基本とする
・個々の原材料は会の品質基準に準じるもので、代替品は認めない
[加工法]
・膨張剤(ベーキングパウダーなど)は認めない。
・ゲル化剤として、寒天・ゼラチン・コンニャク芋以外は認めない。
・チョコレートは会の品質基準に準じるものを使用する。

ピュアチョコは充分この基準をクリアしており、有機にしてさらに上をいっています。

消費者の一人としてこれほどありがたいチョコレートはなく、子供達の健康のためにもオススメの一品です。